インタビュー②
「毎日きちんと歯を磨いているのに、むし歯を繰り返してしまう」「治療を続けているのに、歯周病がなかなか治らない」そのようなお悩みをお持ちではありませんか?
実は、その原因は細菌だけでなく、「噛み合わせ」の不具合にあるかもしれません。ご自身では「普通の噛み合わせ」だと思っていても、医学的には正常から逸脱している場合があります。正しくない噛み合わせは、特定の歯や歯周組織、顎関節に計り知れない負担(過剰な力)をかけ続けてしまいます。
SECTION1
患者様からよくいただく、噛み合わせに関する素朴な疑問にお答えします。
噛み合わせが正しくないと、本来かからなくてよい力が一部の歯に集中し、少しずつダメージが蓄積してしまいます。
その結果、歯にヒビが入ったり、歯が揺れて歯周ポケットが深くなったりして、むし歯や歯周病につながりやすくなることがあります。また、噛み合わせの乱れは、顎関節症など顎の不調につながることもあります。
歯には、起きている時よりも寝ている間のほうが強い力がかかるといわれています。
歯ぎしりや食いしばりそのものは珍しいことではありませんが、本来強い力を受けるべきではない歯に負担がかかると、歯や歯ぐき、顎にダメージが蓄積しやすくなります。そのため当院では、むし歯や歯周病、顎関節症の背景に歯ぎしりや力のかかり方が関わっていないかも確認しています。
きちんとケアしているつもりでもむし歯を繰り返してしまう方や、治療をしても歯周病がなかなか改善しない方は、一度噛み合わせまで確認した方がよい場合があります。
また、顎が開けにくい、痛みがある、口を開け閉めすると音が鳴るなどの違和感がある方も、ご相談いただきたい症状です。気になる症状が続く場合は、早めに状態を確認することが大切です。
SECTION2
当院で行っている、原因を徹底的に突き止めるための精密検査(噛み合わせドック)の流れをご紹介します。
まずは、患者様の状態を正確に把握するため、約150項目にわたる詳細な医療アンケートにご記入いただきます。「顎が重苦しい」「開けづらい」といった直接的な症状だけでなく、「疲れやすい」「耳鳴りがする」といった全身の状態についても伺います。これらは原因特定のための重要な情報となります。
多角的な視点から診断を行うため、以下の資料を採取します。
※採取した資料は、患者様の歯型を再現した「咬合器(こうごうき)」という診断機器に反映させ、精密に分析します。
噛み合わせの先進的な診断機器「CADIAX(キャディアックス)DIAGNOSIS」を用い、顎の機能を3次元6方向から詳細に検査します。得られたデータをコンピュータで解析・数値化することで、顎が正しく動いているか、正常な状態と比べてどのようにズレているかが明確になり、的確な治療計画立案に活用されます。
後日、一連の検査結果をまとめた「総合診断書」をお渡しします。この診断書を基に、歯科医師が現在の状態、過去の病態との関連、将来起こりうるリスクについて詳しくご説明します。その上で、複数の治療法を提示し、患者様とご相談しながら、これからの最適な治療方針を決定します。
精密検査の結果、むし歯や歯周病を繰り返す原因が噛み合わせにあると判明した場合、各症状の治療と並行して、正しい噛み合わせに戻す治療を行っていく選択肢がございます。患者様のご希望を踏まえ、根本原因を解決する治療を進めていきます。