歯列矯正、歯並び治療
なぜ、歯を抜かない方が良いのでしょう?それは、通常の矯正治療では抜歯する第1小臼歯(犬歯の後ろの歯,前から4番目の歯)には非常に大きな働きがあるからです。
オーストリア、ウィーン大学のスラビチェック教授によって、第1小臼歯は正しい顎の位置のガイド役をしており、顎関節を守っているということが分かったからです。一般に「抜かないと歯列矯正出来ません」と言う矯正医は多いようです。
しかし当院では、小臼歯の抜歯はありえません(ただし、親知らずは抜歯する場合があります)。従来の歯並びを治すだけのものではなく、顎の関節や機能を考慮した矯正法で、顎機能検査を含めた総合診断後に治療に入ります。
私は「歯並びが綺麗になること」と「物をしっかり噛んで食べられること」は、矯正治療のゴールとして当たり前のことだと考えています。真の目標は「歯ぎしりのような大きな力がかかったとき、歯や顎が壊れてしまわないようにすること」です。歯ぎしりは、ストレスから身体を守ってくれる生体防御ということが分かっていますが、強大な力で歯や歯ぐきや骨、関節や筋肉が壊れてしまうことがあります。
歯ぎしりが安心してできる噛み合わせにするのが当院の矯正治療です(決して歯ぎしりの音が大きくなる訳ではありません)。
当院では、さまざまな種類の素材、装置を使用した治療を行っています。
ワイヤーを使用しないマウスピース矯正(インビザライン)、マルチループ(MEAW)、目立ちにくい白色のワイヤー、矯正用のインプラント、ジルコニアブラケットなど、お口の状態を見つつ多種多様なケースに対応しています。
現在は、持続的にゆるやかな力をかけられる上、何度も曲げ伸ばしができるという金属「GUMMETAL:ゴムメタル」を積極的に採用し、不快感は少なく、治療期間はさらに短くすることが可能です。
治療費用:576,000円(税別)〜
以下、当院で扱っている矯正の種類をご紹介します。
マウスピース矯正とは、マウスピース型の装置を使い、歯並びを整える矯正治療法です。
当院では、マウスピース矯正「インビザライン」で歯を動かし、患者さんの歯並びを顎関節に負担をかけない良い状態にもっていく治療をしています。矯正治療といえば、かつては金属のワイヤーを使った治療が主流でしたが、近年の技術革新によりマウスピース矯正でも十分な治療効果をあげられるようになりました。装置が透明で目立たず、治療中の痛みも少ないことから、従来のワイヤー矯正よりも患者さんに好評です。
ワイヤー矯正は、「ブラケット」と呼ばれる小さな装置をそれぞれの歯に装着し、金属の「ワイヤー」で連結。このワイヤーを通じて力を加えながら、歯を動かしていく治療法で、別名「表側矯正」「唇側矯正」とも言われます。
重度の顎関節症や重度の歯並びの場合には、マウスピース矯正だけで対応できない場合があります。その場合は、治療開始から終了までワイヤー矯正のみで治療を行っております。
当院では、ゴムメタルワイヤー、マルチループアーチワイヤーという特殊なワイヤーを採用しており、これは顎関節症や噛み合わせの治療に最適です。これらのワイヤーの最大の特徴は、歯を3次元的に動かせることで、メリットは以下の通り。
お口の中の気になる歯並びだけを改善する矯正治療です。多くの方が、「笑ったときに目立つ前歯をキレイに整えたい」と部分矯正を希望されます。
当院では、「インビザライン・ライト」という装置を使用します。部分的な歯並び治療にご興味のある方は、お気軽にご相談ください。
部分矯正は、治療範囲が特定の歯並びだけに限定されるのが特徴です。そのため、前歯から奥歯まで上下全体を矯正する場合と比較して、治療期間が短く済みます。加えて、治療にかかる費用を安く抑えられる点もメリットです。
矯正用インプラント(チタン製の小さなネジ)をあごの骨に埋め込む治療法です。このネジを支点にして、歯を適切な位置に動かしていきます。
「インプラント」と聞くと、人工歯根を用いた治療、すなわち大がかりな手術を想像する方もいらっしゃるかもしれません。ですが、インプラント矯正で使用するネジは非常に小さいものです。複雑な手術を必要とせず5分程度の処置ですので、ご安心いただければと思います。
当院では、インプラント矯正を「ワイヤー矯正」やマウスピース矯正「インビザライン」と組み合わせて行っています。これにより、治療期間が短縮できる上、インビザラインだけでは対処が難しい重度の症例も治療することが可能です。
※インプラント矯正は単体でできる治療ではないので、組み合わせるマウスピース矯正やワイヤー矯正の治療費が別途かかります
難しい矯正であるHigh angle class II ケース。下顎が後退し顎関節にも機能障害がありました。
数件回った矯正歯科では、どこも上の4番目の歯を2本抜歯するしかない、と言われたそうです。
抜歯や手術なしで下顎が前方適応し、見た目はもちろん、機能障害も大幅に改善されています。


